2011/10/04

はちみつ市

ロシアのスーパーにいくととにかくいろんな種類のハチミツが置いてあって選べない、というほどハチミツ大国(?)なロシア。

先日、ярмарка мёда(ヤルマルカ・ミョーダ)というイベントに行ってきました。

2年ほど前、日本のロシア物産展でロシア産のハチミツを買ったとき、あまりのおいしさに感動したことがあり、このイベントには是非行きたいと思っていたのです。

мёдというのは「はちみつ」のこと。

ロシアには、半年に1度大規模なはちみつ市が開かれます。

ロシア各地からはちみつ農家が集まり、それぞれの自慢のはちみつを売ってくれるのです。

ツァリツィノЦарицыноという、ウニヴェルシチェートУниверситетから約1時間ほどの場所にあるやや郊外の地で開催されていたのが、今回足を運んだ回でした。

ツァリツィノ駅から5分ほど、ところどころに立っている看板を目印にしながら歩いていくと、このような旗がでーん、と。。。


想像はしていましたが、やはり大規模なようでワクワクが募ります。

ゲートを通り、中に入るとさっそく人、人、人、ハチミツ、ハチミツ、ハチミツ…



このような屋台が所せましと並んでいて、それぞれの店の上部には生産者の名前が書かれた看板がでていました。
敷地はとても広いので、А,Б,В...というようにブロックに分かれていました。Еくらいまであったような・・・?もしくはもっと多かったかもしれません。


店先にはこのようにはちみつが積まれた前に、カップなどにはいったふたなしのハチミツが置いてあります。
これは試食用で、備え付けのちいさな棒をつかって自由に試食することができます。これもこの市の1つの醍醐味です。
ハチミツだけでなく、ハチの巣やчак-чак(チャクチャク。美味!)というはちみつを使ったかりんとうのようなお菓子を置いている店もありました。

更にこの写真を見てお分かりのように、日本ではあまり見られないような色・固さのハチミツを買うことができます。(個人的に黒いはちみつははっきり言って美味しくありませんでしたが(笑))

違いは花の種類にあるようです。日本でおなじみのアカシアをはじめとして、донник(シナガワハギ?)、菩提樹などなど。

しかも農家によって香りの強さ、濃さなどがちょっとずつ違っているようで、いろいろと試食しながら吟味するのもなかなか楽しかったです!

ただ日本の一般的なはちみつとちがい、香りが強い分クセがあるので、試食しすぎて最終的に口の中に何とも言えない後味が残って辛かったですが…。一緒にいった友達は、全体的に口に合わないとも言っていました。

相場は、種類によりますが高いものは1キロ700~800ルーブル(≒2100~2400円)。ただ700ルーブルするものはやはり質が高く、格別においしかったです。
安いものは1キロ300ルーブル(≒900円)程で買えます。



40分ほど試食に試食を重ねた末、

結局「なんかよくわかんなくなってきた・・・」となり(笑)

適当に試食した店で一番おいしかったハチミツを買うことにしました!

それがこれ。


信じられないことに何のハチミツなのか完璧に忘れてしまったのですが!!
ちょっと白めでトロトロとした、香りの良いハチミツです。
1キロ650ルーブルだったので、「500グラムじゃだめ!?」と聞いたところ、簡単にokをもらえました。というわけで約500グラムで300ルーブルの買い物でした。

とっても気に行っていて、最近は朝トーストを焼いた上にこれをかけて食べるのが楽しみになっています。


そしてもう1つの戦利品がこれ!


медовухаという、いわゆる「ハチミツ酒」です。
あまり馴染みのない方も多いとおもいますが(というか私がそうなだけかもしれません)、
ハチミツを発酵させて作ったお酒です。

味はビール、香りはワインと言った感じでしょうか?!ハチミツの味はそんなにしません。

なんとなく少し度数が強そうな味がするので、いつも水で割って飲んでいますがおいしいです^^

半年後もマネージ広場というとこで開催されるそうなので、また行ってしまいそうな勢い!
ハチミツ好きにはたまらないお祭りでした。

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