2011/12/21

クリスマスは近し。

なんと12月初更新!こんなにも放置していた自分に呆れております(笑)

モスクワは最近土日を中心にデモが多発していますが、暴徒化することはなく、近づきさえしなければ普段とは何も変わらない、という感じです。。。なんだかな。


さて、気がつけばもう21日。日本ではクリスマスの雰囲気が一層高まる時期…

ロシアはロシア正教の国なので、クリスマス(Рожество)は1月7日。ということで12月24日・25日はあんまり関係ありません。

私の勝手な想像では、ロシアはサンタさんだのツリーだのであんまり浮かれないのかなーと思っていたのですが、




こちらは赤の広場ですが盛大に盛り上がっております。

いや、綺麗なんですけどね。。。




グム百貨店は電飾で縁どられ、前にはスケートリンクまでできちゃってます(リンクのそばにはロシアのドトール的存在・Шоколадницаもできていました)

一体どれだけ電気代かかってるんでしょうね!光の強さが尋常じゃありません。以前紹介した光のショーもそうでしたが、さすがロシアは本気をだすとやることがド派手…


クレムリン前にも巨大ツリー。


そして謎の電飾。

しかもこういうことになっているのはなにも赤の広場・クレムリン周辺だけではありません。


こちらはベラルースカヤ駅の近くのオフィス街(?)


ノーヴィ・アルバート通りにあるとあるカフェの内部。

アルバーツカヤ駅周辺。


プーシキン広場の向い。


雀ガ丘。光らせすぎじゃないかい。

あと写真は撮ってませんが、中心からちょっと外れた我らが最寄り駅のウニヴェルシチェートの駅前にも結構立派なツリーがあります。

つまり、街を歩けばツリーだらけ。まぁキリスト教の国だし、と言われればそうなんですが、1つ1つがど派手なんだよね…

ちゃんと11月中旬から置いてあるし。ロシア正教にもアドヴェントってあるんでしょうか?だとしても早すぎる気が・・・(笑)


というわけでモスクワも日本と同じく、クリスマスに向けてけっこー浮かれております。

ロシア人の友達の話だと、1月7日の方がもちろん正式なクリスマスだけど、盛り上がるのは教会がメインで、一般の人たちは新年1月1日が一番盛り上がるんだそうです。

お祭り好きなのは、どこの国も変わりませんね。

(赤の広場のあの派手な電飾は、先日の下院選の結果を受けて、国民の不満をそらすようにしているっていうふうにも見えなくはないですね。わかりませんが。。。)





2011/11/26

メトロの人身事故。

またまたご無沙汰しております^^;もう11月も終わりですね…
今日は先日あったメトロでのお話。

モスクワのメトロは交通の要。
安いし、ラッシュ時は2分に1本はくるし、モスクワじゅうに駅がはりめぐらされているので、メトロ様様、と言った感じなのですが、

先週金曜。

プーシキンスカヤ駅の近くにあるゴーリキー記念モスクワ芸術座に『ロミオとジュリエット』を何人かの友人と連れ立って行き、終わったころには22時半。
空いたお腹を満たすため近くのマックに入ると大行列。レジまでたどり着くのに30分かかり(かかったような気がする)、食べて帰る頃には23時半。

トベルスカヤ駅からチアトラーリナヤで乗り換え、アホートヌィ・リャド駅から通称「赤ライン」に乗って寮の最寄り駅まで戻ろうとしていたところ

残り2駅のところにあるСпортивнаяスポルチーヴナヤ駅で、

電車から降りてくださーい!(まあ口調的には「はいはい降りろ降りろー」といった感じでしたが)」といったアナウンスが。

「?」となりながらも、とりあえず下車。他のお客さんも全員下車。そして空の車両が残る。


よくわからないけど、車両点検か何かかな、と言った感じで友人たちとホームで待っていたのですが、その電車はドアをバタンと締め、客を乗せずに走り去っていく

あれ、じゃ次の電車は・・・?ということで待ってみましたが、やはり車内の人は全員降ろされ、電車だけ走り去っていく…!!こんなことを5,6回繰り返しました。

(しかも、いつもは勢いよく駅に侵入してきてわりと急に停車するメトロが、ものすごくソロソロと入ってきて丁寧に停車していたところからいつもと何かが違っていました(笑))

降ろされたロシア人たちは、地上に上がっていく人とホームに留まっている人が半々ほどで、大した構内放送もなく、なんでこんなことになっているのか訳も分からない私たちは30分ほど待ちました。

時計を見れば深夜0:45。こんな時間じゃバスもマルシュルートカもないだろうし、
かといって白タクは危ないし(女子だけだと本当に危険です)

残された道は…徒歩

かといって道は分かりません。モスクワ大は何と言っても最大級のスターリン建築なので、ウニヴェルシチェート駅から2駅の距離からでもなんとか見えるのですが、いやしかしそれでも…

駅のホームの人も心なしか少なくなってきて、酔っ払いのおじさんなんかもいるし、
私たちは徒歩で寮を目指すことに。

地上に出て歩きはじめると、同じような人々の流れができていて、とりあえずこれについていけば次の駅のворовьёвые горы(雀ガ丘)駅までは行けるな、ということで流れに沿って前へ。

ある友人が「振り替え輸送とかあればいいのにね~」と言っていて、
そんなのロシアに限って無いよ~といっていたら

前方にバスが。しかも人がどかどか乗っていく。
聞けば、雀ガ丘まで行くバスだとか。

「振り替え輸送あるんか~い!」と半ば喜びつつ乗り込もうとするも、定員オーバーであっさり乗車拒否(笑)

ま、そうだよね~・・・となりつつバスを出ると、

「あんたたちウニヴェルシチェートまでいくんでしょ?!私もГЗのВ棟に住んでるから一緒に行きましょっ!!!」


と言っておばあさん出現。

戸惑う私たちを横目に「ほら!いそぐよ!!」といいものすごい勢いで歩き出すおばあさん。
ほんとにすごいパワフル。おばあさんが歩くなら、私たちもバスを待ってはいられません!!

おばあさんのおかげで、迷うことなく大学へ。

途中真っ暗な上に雪が凍ってつるつる滑る雀ガ丘の林道を通りぬけるときは死ぬかと思いました。

寮にたどりつく頃には午前2時過ぎ。結局1時間弱かかったようです。

考えてみれば駅でなぜ電車が止まったのかのアナウンスもなく(聞き取れてなかっただけかも)、
部屋に帰ってインターネットで調べてみると、どうやら雀ガ丘駅での人身事故だったみたいです。

初めてロシアの人身事故の影響を受けたわけですが、やっぱり日本とは事情がちがいますね。
東京だと真夜中に事故があっても、タクシーに乗れるし、最悪マンガ喫茶などに避難すればいいし…

もう2度とこんな経験はしたくないものです;;なにより不幸中の幸いと言えば、友人7人と一緒だったことでしょうか!

ていうかマックの30分待ちがよくなかったんですよね…。



2011/11/19

駅舎カフェ?

いよいよ冬本番か、というモスクワ。


日もどんどん短くなってきています!午前9時前にしてまだこの暗さです。

雪はまだそこまで大降り、ということはありませんが、雪の日は増えつつあります。


11月も中ごろになると、気になるのは冬休み…
つまり、「どこに行こうか?」ということです。
せっかくの長期休暇、旅行に使わず何に使う!?(まあお金の許す範囲ですが…)

というわけで、12月下旬にムルマンスク、サンクトペテルブルクに旅行しに行くことに決定しました!
初めに飛行機でロシア国内の北極圏ムルマンスクへ。(オーロラを見に行くつもりです^^)3泊した後、飛行機でペテルブルクへ。ここでも3泊して、帰りは寝台特急でモスクワへ…という全1週間の行程です。

それで、そのチケットだとかの諸々の手配をお願いするために、某日本の旅行会社のモスクワ支店があるНовословодскаяノボスルボーツカヤ駅に先日出かけたのですが、その時昼食をとりに行ったお店がちょっと面白いカフェでした。

КАФЕ ВОКЗАЛЪ(カフェ・ヴァグザール)

вокзалというのは「駅(「ターミナル」の方)」という意味なのですが、どうやら鉄道の駅をコンセプトにしたお店で、カフェというよりは食堂に近い感じがしました。



けっこうだだっ広い。内装はちゃんと古い駅舎な感じを醸し出していて、なかなか良い感じです。


ここはセルフ形式で、前菜から肉料理、ぺリメニ、ピラフ、パン、スープ、デザートまで、かなりメニューは充実していました。ロシア料理も豊富。しかも1つ1つがお手頃価格。



私はパン・肉料理・前菜(人参のサラダ)、・ボルシチで300ルーブルいかないくらいでした。

味は悪くありません。。。悪くない、というのは、こういうところは概してメニューによってあたりはずれがあるので…。私の食べたものは美味しかったですが、友達がとった揚げ物のようなものはちょっと塩辛かったみたいです。

しかしこういうところは自分の胃袋の大きさ以上の量をとってしまわないようコントロールするのが大変です(笑)こんかいも泣く泣く食べるのを断念したものがいくつかあるので、また行きたいと思います!

ノボスロボーツカヤからも近いし、Менделеевскаяメンデレーエフスカヤ駅からでもokな距離です。このあたりはカフェレストランが充実している感じだったので、今度またゆっくり散策してみたいなぁ。


2011/11/11

最近のお気に入り。

食欲の秋…は終わったはずなのに、私の食欲は冬も絶好調のようです…。

実はロシアにあまり「食」は期待していなかったのですが、意外にも(?)おいしいものがたくさんあって、新しくなにかおいしいものを見つけるたびに食費がふくれる一方…(笑)最近本当に反省しています。

それは置いといて、おいしいもの(主にお菓子ですが!)を発見したらここでちょこちょこ紹介していこうと思います。

以前記事に書いた"Юбилейное"に引き続き、最近リピート率が高いのがこちら!


ちょっとうまく撮れませんでしたが、пряник(プリャーニク)というロシアの有名なお菓子。
近頃やたら大量に、寮の売店に置いてあるのですが、季節の食べのもなのでしょうかね…。

いわゆる「はちみつケーキ」ですが、ただのケーキというより、触感はパウンドケーキとクッキーの間と言う感じ。これは中にチョコレートが入っているタイプです。修道院なんかでよく作られているみたいですね。
はちみつの優しい甘さがかなり良い感じで、食べだすと止まりません。それに結構お腹にたまる。。。
しかも安い!売店だと25ルーブル、つまり100円もしません。


ちなみに前回のЮбилейноеは完全に商品名ですが、こちらはこう言ったお菓子全般のことを指します。
日持ちもしそうなので、お土産にもよさそうですね!

2011/11/09

冬が来た!

モスクワは昨日からいよいよ本格的に雪が降り出しました!

まだそこまで冷え込んでいないので水っぽく、地面にうっすら積る程度ですが、どうやら冬本番のようです。


部屋の窓から見た様子。奥の方に雪があるのが分かるでしょうか?

今日は風もあり、顔にビシビシ当たります。でもなんだか嬉しいです(笑)

これから10度以上冷え込むと思うとゾッとしますね…雪で興奮するのもきっと今のうちなのでしょう。

2011/11/07

たまには贅沢を。

昨日からがくっと気温の下がったモスクワ。今日は日中も、メトロの駅の上にある電光掲示板には-2℃の文字が…水たまりも凍っていました。

しかし土日ともお天気は久方ぶりの快晴といっていいほどで、空気はひえひえながらも気持ちのいい週末。まさにお散歩日和!

ということで昨日今日は宿題もそこそこに、外に繰り出してみました。

今日友人とむかったのは、地下鉄のКропоткинскаяクロポトキンスカヤという駅周辺。
クロポトキンスカヤ自体は、クレムリンの最寄り駅であるБиблиотека имени Ленинаビブリオチェーカ・イーメニ・レーニナ駅の1つ手前。中心地にほど近い所にあります。


ビブリオチェーカ周辺は観光地なだけあって車も多く、人もけっこう多いのですが、クロポトキンスカヤはもっと落ち着いた雰囲気。

すぐ駅前には、2000年に復活した救世主キリスト聖堂も。


内部は撮影が禁じられているので写すことはできませんが、非常に素晴らしい内装で、ロシア正教独特の荘厳さを感じることができます。
日曜ということもあり、多くの信仰ある方が参拝していましたよ。

さてさて実は今回の私たちの真の目的は、散歩がてらとあるカフェに行くこと。

駅から歩いて5分ほどのガガーリンスキー横町にあるГОГОЛЬ-МОГОЛЬ(ゴーゴリ・モーゴリ)です。

友人と美味しいカフェを開拓したい!という話になり、彼女がインターネットで見つけたのがここでした。


ここに至るまでの道には、ロシアの国民的詩人プーシキンが住んでいたという場所もあります。

お店のHPを見たときから「かわいい…!」とは思っていたのですが、お店の外観もかなりかわいい。

お店の中に入ると、別世界のような甘い内装でした!



インテリアも1つ1つが凝っていて、興奮して友人と2人でバシャバシャ写真を撮りまくっていました(笑)

今日注文したのは3品。

まずはвареники с картошкой(ジャガイモ入りヴァレーニキ)。270ルーブル。


もともとウクライナ料理で、ぺリメニのような食べ物です。中にはバターで味付けされたじゃがいもが入っていて、スメタナ(サワークリームのようなものでロシアではかなり一般的)と一緒にいただきました!

もう中に入っているジャガイモのバター加減が絶妙。上に少し盛ってあるのは玉ねぎで、こちらもいいアクセントになっていました。食べ始めると止まらない美味しさにびっくりしました!!しかも量もほどよく、お腹を満たすには十分です。

ちなみに友人が頼んだのはこちら。

料理名は忘れてしまいましたが、白身魚のムニエル。こちらも魚のサクサク感が程良く、下に盛ってあるジャガイモにはなんとほうれん草が…!(こっちでほうれん草をみたのは初めてでした)こちらも上品な美味しさでした!!

デザートにはこちら。

その名もЛесная Рапсодия(森のラプソティ)。220ルーブル。

スポンジにベリー系のムース、そしてその上に大きなベリー。周りにもベリーソース。
ベリーの酸味とムース、ソースの甘みが後をひく美味しさで…
しかもこの盛りつけ方もかわいいですよね。

友人は秋限定メニューのケーキ。


フルーツを混ぜ込んだパウンドケーキに梨のコンポート、アイスクリームが添えてある変わったデザートでしたが、こちらも文句なしに美味しい。。。

紅茶も頼みましたが、香り高くて本当に良い紅茶でした。さすが250ルーブルするだけある...

・・・とまあ私はランチ・お茶だけで740ルーブルも使ったわけです(笑)
留学生でも、たまーーーにはこういう贅沢もしてみてもいいですよね!!!こんなことはロシアでしかしないと思う。。。という正当化…

ご覧の通りこのお店、決して安くはありませんが、味、量、お店の人の対応ともに申し分なかったように思います!完璧に素人目ですが…オススメです。
う~~、また行きたい!

メニューの種類も豊富で、ケーキはどうやらお持ち帰りもできるのか、お店の入り口のショーウィンドーに入っていました。どれもおいしそうでした^^

また、メニューには英語の説明もついているので、観光客にも安心ですね。

というわけで今日は天気も申し分なく、お腹も満たされてとても良い1日でした。明日は宿題頑張ります…。。。

2011/11/05

民族統一の日。

いつのまにやら11月も4日がすぎました...10月はすぎるのが本当に早かったです。
そしてこの怠惰な更新状況!もっと努力します。。。


さて、おとといは日本の祝日でしたが、昨日11月4日はロシアの祝日。
「День народного единства(民族統一の日)」でした。

この祝日は比較的最近の2005年にできたようで、まだまだ歴史は浅いのですが、その由来となった出来事は1612年までにさかのぼります。

なんでも、この年のこの日に、ミーニンとパジャールスキーによって侵略者がロシアから追い出され、民族が統一されたのだとか。
この出来事を引っ張り出して新たに祝日を作るとは、なんとも意図的なものを感じざるを得ませんね…

この日は各地でロシア正教の大規模なイベントが行われたり、民族的な芸術作品の展示会、コンサートなんかも開かれるらしい。

是非とも外に出たかったところなのですが…この日は大使館からも「外出を控えるように」とのお達しがあるくらいナショナリズムの高まる日(らしい)。一部の過激な異民族排斥主義者たちによって外国人(とくにアジア・アフリカ系)の人が襲われることもあるそうなのです。

私たちのГЗに住む学生にとっての最寄り駅ウニヴェルシチェート駅周辺も警戒を要する区域に指定されていたので、せっかくの休日ですが昨日は1日寮にこもりきりでした。
(かわりに同じ寮に住む日本人の女の子で「女子会」を開催して盛り上がっておきました(笑))

一体どんなことが起きるのか少し心配だったのですが、外の様子はひっそりしていて、ГЗ内も売店が通常通り営業しているなどいたって普通…

さらに勇敢にも、この日ロシア人と東洋美術館(モスクワの中心地ど真ん中にある)に出かけたという男の子は、メトロ内はいつもより人が少なくひっそりしていて、スリの危険性が減ってむしろいつもよりましな感じがしたと言っていました。
マネージ広場などは警察がたくさんいたけれど、街も大体静かだったとか。うーん、ロシア人案外おとなしいのか…

とにかく、私の周りの人が関わるような派手な事件はどうやらなかったようですね。とはいえ、安全第一には変わりありませんが。

こういう風に、祝日が身の危険に関わるようなことは日本にいると皆無と言っていいほどなので、いい経験になったと思います。


さてさて、天気予報によると、今日土曜は一気に冷え込むらしい。モスクワはいつ本格的に雪がふるんだろう…。

2011/10/24

「青」の広場?

ご無沙汰しております。最近更新がマチマチになっていて反省しています…


昨日、とあるイベントに足を運んできました。

その名もCIRCLE OF LIGHT

「赤の広場で光のショーをやるらしい」というのを聞き、夜になってから行ってみると、最寄駅Охотный рядの中からすでに警官が通行規制を行っており、マネージ広場も警察(たぶん軍の人もいた)だらけ。

赤の広場も正面から入ることはできず、2か所に設けられたセキュリティチェック場をおそるおそる通過。物々しい雰囲気に怯えながら(しかも昨日はかの劇場占領事件があったのと同じ日だったらしいのでなおさら…)赤の広場に入ると…



まず飛び込んできたのがこの光景!あ…青い!!あれ、これは本当にГУМだよね・・・?


もうなんか合成写真みたい…


広場内はいつも以上に人があふれていて、カップルももちろんそうですが子供連れの家族なんかも結構多かったです。

そして友達と2人で感動して写真をとりまくっていると、突然大音量の音楽が。

ワシーリー寺院の方をみると、音楽に合わせて様々にライトアップが変わっていきます。
まさに「光のショー」。

まさに「赤」の広場!

ワシーリー寺院のショーがおわると、次はГУМ、次はヴァスクレセンスキー門、次はレーニン廟というように、順々にショーの位置が変わっていきます。


ほんとにキレイでキレイで…。およそ20分のショーを心の底から楽しむことができました。良い思い出だなぁ・・・。

日本でもこういうショーはあるのでしょうが、さすがロシア、規模が違います。これを赤の広場でやるなんて…!
この日は雨が降ったりやんだりで天候が心配だったのですが、雨は降りませんでした。できすぎですね!

赤の広場をでるとマネージ広場でもビルの壁面に光をあててショーを行っていました。こちらもこちらで面白かったです。



もちろん動画も撮ったのですが、ここでお見せできるほど上手に撮れなかったので、アップするかどうかはもうしばらく考えます(笑)

この余韻を胸に、土日さぼった分で溜まった宿題をこれから片づけます;; 頑張ろ…

2011/10/18

勉強のお供。

土曜についに初雪がふった(らしい。私は見ていないのですが…)モスクワ。
昨日今日はすこーしだけ冷え込みが和らいでいるようです。

先週から大量の宿題に苦しんでいます;;

とにかく読む、読む、読む…
私は残念なことに電子辞書を持っていないため、分厚い研究社の露和辞典を地道に引きながら読むのはかなり骨が折れます。そして自分の語彙力のなさを反省する毎日です。

そんな勉強のお供にはお茶とお菓子が欠かせない(笑)わけですが、最近ハマっているお菓子がこれ。


Юбилейное(ユビレイナエ)と読みます。

パッケージの写真にあるように、ビスケットの表側にチョコがコーティングされています。
サクサクしていて、チョコレートも甘すぎない!アルフォートが好きな人ははまると思います。似た感じなので。値段も安いですしね。

私はあまりお菓子を積極的に買うタイプではないでのすが、友人がこれを勧めてくれたときそのおいしさに感動し(というと大げさですが)、以来これをパクパクしています。

しかしこの間このお菓子をスーパーで買おうとしたときに、こんなエピソードが。

ユビレイナエが積まれているところから1つ手にとってカートに入れると、前にいたおばあさんが近寄ってきてカートの中のユビレイナエをつかみ、

「こんな体に悪いものは食べちゃだめよ!こんな自然な風だけど体によくないものがいっぱい入ってるし虫歯にだってなるんだから!こんなものは信じちゃダメっ!今すぐ捨てなさい!」

という趣旨のことを早口でまくし立て、ユビレイナエの山にそれを放り投げられました(笑)

私もあっけにとられて、もはや苦笑い。「ハラショー、ハラショー」と答えてユビレイナエを買わずにその日は帰りました…

いやはや、ロシアの女性は強し…私も見習いたいものです。。。

2011/10/14

ザニャーチヤ

ここ3日くらいですっかり寒くなったモスクワ。曇りがちな日が多く、木の葉もほとんど散りかけています…
今日初雪が降るらしい、という噂もあるのですが、まだ見ていませんね…なんとなく楽しみ。

さて、10月に入って2週間ですが(早い!!)
この10月から大学の授業では「セミナール」が始まっています。

私たちのようにロシア語を学びに来ている外国人は、それぞれレベル別のグループに分けられていくつかの必修の授業(ザニャーチヤзанятие)をこなしているのですが、

それとは別に10こくらいのさまざまなテーマ(文法、文化etc)にそったセミナールが必修授業よりもすこし遅れて開講されていて、好きなものを選択することができます。

私が普段どんな授業を受けているかというと…


月 授業なし

火 ・セミナール:運動の動詞( идти, нестиといった類の動詞の完了体、不完了体、定動詞、不定動詞のニュアンスを学ぶ)
   ・セミナール:ロシア・アヴァンギャルド

水 ・発音(英語LLのような感じ)
   ・会話・文法(といってもやることは様々で、この間はディクテーションを抜き打ちでやらされました)
   ・読解(文学作品を原文でよんだり、その映画をみたりして理解を深める…と思いきや原文の内容を理解するというよりも、その原文に含まれる動詞を抜き出し、接頭辞・語幹・語尾にひたすら分解するという高度な文法の授業になりつつあります(笑))

木 ・セミナール:外国人のためのロシア語の「体」について(完了体、不完了体の持つ意味の違いについてひたすら学ぶ)
   ・セミナール:20世紀のロシア人ノーベル賞受賞作家について(ブーニン、パステルナークなどのノーベル賞作家の生涯・作品について、映像や原文を用いて理解する)

金 ・ロシア文化(ロシアの伝統的な文化について。建築がいまのところメイン。ビデオをみて、ところどころ先生が解説を加える。)
   ・文法(выговорить договорить разговорить...など、接頭辞によって意味が変わるものについてひたすら問題を解き、先生が解説。)
   ・読解(今はゴーゴリの『外套』を読んでいますが、音読させられ、先生が背景や難しい単語について説明。もっとも眠くなる授業!)


土日はお休みです。あと、当然講義はすべてロシア語です。

こんな感じで週10コマなので、日本にいるときと授業数は変わりませんが、
1回に出される宿題量が多い・・・

特に何かを読んでくる、という宿題は、辞書をいちいちひくのでやたらと時間がかかります。説明文ならまだしも、文学的作品は1文が長い上、あまり使われない言葉を使っているので大変です。

授業がおわるのが大体18:00なことが多いので、終わった後つかれたまま夕食をつくり、後片付けをして、シャワーを浴び…などしているとすっかりくたくたになり、夜の勉強もほとんどうとうとしながらやっている状態です(笑)

けれどもこの1カ月で、ロシア語への「耳慣れ」はしてきてると思います!
努力あるのみ、ですね。



2011/10/11

1カ月。


今日でモスクワ生活もちょうど1カ月になりました(同時に、東日本大震災から7カ月、ですね。)

初めの1週間はゆっくり、授業が始まるとあっという間、という感じです。
こんなかんじで10カ月もきっとあっという間なのでしょう。そう思うとなんだか怖い…

というのも、この1カ月を振り返るとたくさんの人に出会って楽しいこともたくさんあったけれど、
留学の1番の目的である「ロシア語の上達」にどれくらい進歩があったかな、と。

ネイティブによって話されているロシア語にも少しずつ耳が慣れてきているような気がしますが、
いざしゃべろうとすると、言葉が出てこないことばかり。うまく表現できないまま終わってしまうことがほとんどです。

「まだ1カ月」という気持ちと、「もう1カ月」という気持ちが交錯しています。

なにごとも初心を忘れてはいけませんね。気を引き締め直して精進していきます!


なんだか反省文のようになってしまいましたが、、、

昨日ようやく寮のセントラルヒーティングがオンになりました!

しかしロシアの暖房を甘く見てはいけない。。。

ご存じの方も多いかと思いますが、冬のロシアの室内は「暖かい」というよりは「暑い」のです。

昨日さっそくそれを体感しました。座っているだけで喉は乾くし汗はかくし、まるで夏のよう…
かなりの暑がりな私はすぐに二重窓をオープンしました(笑)もはや開けっ放しです。


天気予報をみると、今週かぐっと寒くなるようなので、雪が降るのももう間近なのかもしれません。


こちらはおまけ。アルバート通りのおみやげやさんで見たマトリョーシカです^^数が多い!!

2011/10/08

初・観劇。

モスクワはちょっと寒くなってきたのかなーと思ったら、昨日今日は突然暖かくなっています。

天気予報によると、今日はなんと最高20度、最低15度!
ここ最近は最高が12度、最低が5度とかが多かっただけに、驚きもひとしお…

それにしても、そろそろ真冬用のコートを買わなければなりませんね。。。


さて、ロシアでは演劇が盛んかつ人気なのをご存知でしょうか?

演劇に関しては、周りの友達がやっていたりすることはあるのですが私自身は全くの門外漢…
大学の授業でロシア演劇について学ぶものがあった(しかもテストは「演劇をすること」!)のですがそのそれがとても面白く、ロシアでは絶対に本場の演劇を見てみたいと思っていました。

モスクワには大きな劇場が色々あります。
例えば有名なのがマールイ劇場、チェーホフ記念モスクワ芸術座(ムハットМХАТ)、
他にもゴーリキー記念モスクワ芸術座、マヤコフスキー劇場、フォメンコ工房、ユーゴザーパド劇場などなど…

それぞれの劇場にその劇場の監督(演出家)や様々な俳優が所属していて、
それゆえに同じ作品でも演出の仕方、舞台装置なんかが全く違うのです!

付属の俳優養成所なんかもあるみたいなのですが、宝塚と同じで上に上り詰めるまではかなり大変みたいですね。


それでおととい、さっそくモスクワ初観劇をしにいきました!!

劇場はСовременник(現代人)劇場。
名前がイカしてますよね!(笑)
斬新な演出で、人気の高い劇場です。


メトロ:チースティ・プルディЧистые пруды駅からあるいて5分ちょっとくらいのところにあります。


外には劇団員のポスターが。

演目はプーシキンの『桜の園』。
太宰治の『斜陽』のモデルになっているといわれていて、貴族の没落の様を描いた作品です。


中はシャンデリアが下がっていてゴージャスな感じ。
ロシアの演劇鑑賞はクラシックコンサートのようなノリなのか、かなり念入りにめかし込んだ女性が多かったです。
レディー・ガガか!というような方もいらっしゃいました(笑)





場内は意外に簡素な感じ。


プログラムを購入して表紙を見ると、そこにはкомедия(喜劇)の文字。

没落貴族で喜劇・・・?!

と最初は驚きましたが


始まってみると、なるほどこれが「現代人」の演出なのね、と理解しました(笑)
(うまく説明できません(笑))

話の流れは知っているのですが、彼らの台詞のほとんどは理解できずに終わりました。

しかし彼らの演技からあふれるエネルギーが常にビンビンで、圧倒されていました。
顔の表情、体の動き、声の大きさなど、、話の内容よりわりとそっちのほうに意識が流れていたような気がします。

繰り返しますが私は演劇のことはよくわからないのでここがこうだったとか細かいことは言えませんが
あの役者のエネルギーを感じられたのは本当によかったです。そしてコメディーなだけあってところどころ笑いどころもあり(当然ロシア人とツボはずれていますが)…

ロシア演劇、おすすめです。

今月はもう1本行く予定があって、次は若者に人気だというユーゴ・ザーパドへ観に行きます!

ちなみに帰りによったチェーンの寿司レストランが意外にもおいしかったので、それについても追々書いていけたらな…

2011/10/04

はちみつ市

ロシアのスーパーにいくととにかくいろんな種類のハチミツが置いてあって選べない、というほどハチミツ大国(?)なロシア。

先日、ярмарка мёда(ヤルマルカ・ミョーダ)というイベントに行ってきました。

2年ほど前、日本のロシア物産展でロシア産のハチミツを買ったとき、あまりのおいしさに感動したことがあり、このイベントには是非行きたいと思っていたのです。

мёдというのは「はちみつ」のこと。

ロシアには、半年に1度大規模なはちみつ市が開かれます。

ロシア各地からはちみつ農家が集まり、それぞれの自慢のはちみつを売ってくれるのです。

ツァリツィノЦарицыноという、ウニヴェルシチェートУниверситетから約1時間ほどの場所にあるやや郊外の地で開催されていたのが、今回足を運んだ回でした。

ツァリツィノ駅から5分ほど、ところどころに立っている看板を目印にしながら歩いていくと、このような旗がでーん、と。。。


想像はしていましたが、やはり大規模なようでワクワクが募ります。

ゲートを通り、中に入るとさっそく人、人、人、ハチミツ、ハチミツ、ハチミツ…



このような屋台が所せましと並んでいて、それぞれの店の上部には生産者の名前が書かれた看板がでていました。
敷地はとても広いので、А,Б,В...というようにブロックに分かれていました。Еくらいまであったような・・・?もしくはもっと多かったかもしれません。


店先にはこのようにはちみつが積まれた前に、カップなどにはいったふたなしのハチミツが置いてあります。
これは試食用で、備え付けのちいさな棒をつかって自由に試食することができます。これもこの市の1つの醍醐味です。
ハチミツだけでなく、ハチの巣やчак-чак(チャクチャク。美味!)というはちみつを使ったかりんとうのようなお菓子を置いている店もありました。

更にこの写真を見てお分かりのように、日本ではあまり見られないような色・固さのハチミツを買うことができます。(個人的に黒いはちみつははっきり言って美味しくありませんでしたが(笑))

違いは花の種類にあるようです。日本でおなじみのアカシアをはじめとして、донник(シナガワハギ?)、菩提樹などなど。

しかも農家によって香りの強さ、濃さなどがちょっとずつ違っているようで、いろいろと試食しながら吟味するのもなかなか楽しかったです!

ただ日本の一般的なはちみつとちがい、香りが強い分クセがあるので、試食しすぎて最終的に口の中に何とも言えない後味が残って辛かったですが…。一緒にいった友達は、全体的に口に合わないとも言っていました。

相場は、種類によりますが高いものは1キロ700~800ルーブル(≒2100~2400円)。ただ700ルーブルするものはやはり質が高く、格別においしかったです。
安いものは1キロ300ルーブル(≒900円)程で買えます。



40分ほど試食に試食を重ねた末、

結局「なんかよくわかんなくなってきた・・・」となり(笑)

適当に試食した店で一番おいしかったハチミツを買うことにしました!

それがこれ。


信じられないことに何のハチミツなのか完璧に忘れてしまったのですが!!
ちょっと白めでトロトロとした、香りの良いハチミツです。
1キロ650ルーブルだったので、「500グラムじゃだめ!?」と聞いたところ、簡単にokをもらえました。というわけで約500グラムで300ルーブルの買い物でした。

とっても気に行っていて、最近は朝トーストを焼いた上にこれをかけて食べるのが楽しみになっています。


そしてもう1つの戦利品がこれ!


медовухаという、いわゆる「ハチミツ酒」です。
あまり馴染みのない方も多いとおもいますが(というか私がそうなだけかもしれません)、
ハチミツを発酵させて作ったお酒です。

味はビール、香りはワインと言った感じでしょうか?!ハチミツの味はそんなにしません。

なんとなく少し度数が強そうな味がするので、いつも水で割って飲んでいますがおいしいです^^

半年後もマネージ広場というとこで開催されるそうなので、また行ってしまいそうな勢い!
ハチミツ好きにはたまらないお祭りでした。

2011/10/03

寮って?

今日はすこしばかり寮の話をば。

ГЗ寮。


つまりこの建物の内部に私たち留学生は暮らしているわけです。

建物内はА,Б,В,Г,Д,Е....のようにいくつかのсекторに分かれています。左右対称に作られていて、うっかり迷ってしまうと似たようなつくりばかりで大変なのですが・・・

私はсекторВに部屋を持っているわけですが、私の階は日本人などアジアからの留学生が中心になっているようです。

キッチンはこんな感じ。階ごとにさらに右ウィング、左ウィングのように分かれていて、それぞれにキッチンが1つ割り当てられています。洗い場が1つしかないため、混んでいるときは大変です。
ただ、キッチンは皆が集まるので1つの交流の場のようになっていて、ここで寮に住む他の人(もちろん日本人に限りません)と友達になることが多いです。


そして・・・これがマイルームです(笑)

雑然としていて女子の部屋としてどうなのかと思いますが、勇気をもって晒します…

床のマットはどうやら前に住んでいた子が残して行ったもののようですが、これによってかなりガーリーになっています(笑)

タオルが干してあるように、洗濯ものは部屋干しです。

ベッドはまあ大きくありませんが、普通に寝れるような感じで、ロシアに来て2週間ほどで結構慣れたなーという感じだったのですが、

が、

1週間前ほど前から、私の階の廊下に大量の金具が落ちていることが多くなり、

ベッドが交換されるらしい」という噂が立ち始め、

そして先日!ついに私の部屋にTシャツに短パンのおじさん2人が出現!
授業が終わり部屋に戻ると、
「お前がこの部屋に住んでるのか?」と聞かれ「そうですけど」と答えると、
「ベッド変えるから布団をどけてくれ」といって続々と木材が運び込まれました。


狭い部屋の中重たい布団の置き場をつくり何とかマットとともにどかし…

おじさんがせっせとパーツを組み合わせ、(雑に)工事を始め、約30分。

「はい、おわりだよ!」

といってできた新しいベッド。

写真では分かりにくいのですが、かなり幅広になりました。
今までのは若干幅が狭かったので広くなったのはいいのですが、部屋が狭いので圧迫感が・・・(笑)

私の部屋はかど部屋なこともあり少し広めの部屋だからいいのですが、他の人の部屋ではその圧迫感が1.2倍増しに。。。

さらにマットも硬くなり、これには賛否両論です。
私などは実家のベッドが結構固いので、固めのほうがむしろ良いくらいでした。

まぁこういうドッキリがここにはちょくちょくあるわけで、寮暮らしもけっこう楽しいものです。

ちなみに、部屋は1人用ですが、トイレ、シャワーは2人で1つです。
つまり、廊下からドアを入ると右手にトイレ、左手にお風呂があって、正面に2つの部屋の入り口がある、という感じです。


まさに住めば都。すでに「お家」感覚です!