2011/10/08

初・観劇。

モスクワはちょっと寒くなってきたのかなーと思ったら、昨日今日は突然暖かくなっています。

天気予報によると、今日はなんと最高20度、最低15度!
ここ最近は最高が12度、最低が5度とかが多かっただけに、驚きもひとしお…

それにしても、そろそろ真冬用のコートを買わなければなりませんね。。。


さて、ロシアでは演劇が盛んかつ人気なのをご存知でしょうか?

演劇に関しては、周りの友達がやっていたりすることはあるのですが私自身は全くの門外漢…
大学の授業でロシア演劇について学ぶものがあった(しかもテストは「演劇をすること」!)のですがそのそれがとても面白く、ロシアでは絶対に本場の演劇を見てみたいと思っていました。

モスクワには大きな劇場が色々あります。
例えば有名なのがマールイ劇場、チェーホフ記念モスクワ芸術座(ムハットМХАТ)、
他にもゴーリキー記念モスクワ芸術座、マヤコフスキー劇場、フォメンコ工房、ユーゴザーパド劇場などなど…

それぞれの劇場にその劇場の監督(演出家)や様々な俳優が所属していて、
それゆえに同じ作品でも演出の仕方、舞台装置なんかが全く違うのです!

付属の俳優養成所なんかもあるみたいなのですが、宝塚と同じで上に上り詰めるまではかなり大変みたいですね。


それでおととい、さっそくモスクワ初観劇をしにいきました!!

劇場はСовременник(現代人)劇場。
名前がイカしてますよね!(笑)
斬新な演出で、人気の高い劇場です。


メトロ:チースティ・プルディЧистые пруды駅からあるいて5分ちょっとくらいのところにあります。


外には劇団員のポスターが。

演目はプーシキンの『桜の園』。
太宰治の『斜陽』のモデルになっているといわれていて、貴族の没落の様を描いた作品です。


中はシャンデリアが下がっていてゴージャスな感じ。
ロシアの演劇鑑賞はクラシックコンサートのようなノリなのか、かなり念入りにめかし込んだ女性が多かったです。
レディー・ガガか!というような方もいらっしゃいました(笑)





場内は意外に簡素な感じ。


プログラムを購入して表紙を見ると、そこにはкомедия(喜劇)の文字。

没落貴族で喜劇・・・?!

と最初は驚きましたが


始まってみると、なるほどこれが「現代人」の演出なのね、と理解しました(笑)
(うまく説明できません(笑))

話の流れは知っているのですが、彼らの台詞のほとんどは理解できずに終わりました。

しかし彼らの演技からあふれるエネルギーが常にビンビンで、圧倒されていました。
顔の表情、体の動き、声の大きさなど、、話の内容よりわりとそっちのほうに意識が流れていたような気がします。

繰り返しますが私は演劇のことはよくわからないのでここがこうだったとか細かいことは言えませんが
あの役者のエネルギーを感じられたのは本当によかったです。そしてコメディーなだけあってところどころ笑いどころもあり(当然ロシア人とツボはずれていますが)…

ロシア演劇、おすすめです。

今月はもう1本行く予定があって、次は若者に人気だというユーゴ・ザーパドへ観に行きます!

ちなみに帰りによったチェーンの寿司レストランが意外にもおいしかったので、それについても追々書いていけたらな…

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